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超一流の感性

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昨日、重要文化材、自由学園明日館にて、

上記の『地球交響曲最終章~第九番~』の試写会に行ってまいりました。

人数を最小限に抑えた試写会でした。

 

 

この作品は、これ一つの単体の映画ではなく、30年も前から企画され
そして第9回をもって最終章を迎えることになったドキュメンタリー映画です。

 

東京都写真美術館 (topmuseum.jp)

 

生命というかけがいのない尊いものを、考えさせられる作品です。

 

最終章のこの映画、

音、音楽をベースに、作成され、

ベートーベンという偉大なる作曲家の最期の曲「第九」も大きく取り上げられています。

楽譜の中から言葉を生み出す「コバケン」こと小林研一郎さんの映像が胸に刺さります。

 

世界を魅了する指揮者である小林先生、「第九」を演奏するにあたって、
楽器を演奏、合唱する方々へ向けての指示が鳥肌が立つくらいの感性で迫ってきます。

もう「『第九』は、コバケンでなければ聴く意味ないよね」というくらい・・・

感動で胸が震えました。

 

風の音、

水滴が落ちるかすかな水の音、

葉っぱの揺れるささやくような音が、

 

すべてがコバケンさんの耳には、音楽として届いているのですね。
凄い・・・。

 

当時、聴覚を失ってしまったベートーベンも、

「きっと聴こえない音が聴こえていたのだろうな」と想像できた瞬間でした。。

 

試写会の後で、コバケンさんご夫妻のトークセッションもありました。

 

その中でのコバケンさんのトーク、感性を揺るがす言葉の数々・・・。
超一流の感性は、言葉ひとつ一つに込められるのかと、これまた感動のひと時でした!

最高にいい時間を過ごさせていただきました。

 

ご興味のある方はぜひご覧いただくと、何かしらの気づきがあると存じます。

 

以下、龍村仁監督からのメッセージです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「すべての生命は音から生まれ、音に還ってゆく」

なぜ私たち人間は、これほどまでに音楽を作り、音楽に耳を傾けずにいられないのか。
30年前、この映画を「交響曲」と名をつけたのは、
あらゆる楽器がそれぞれ独自の音を奏でながらシンフォニーを奏でているように、
生命体である地球のシステムもまた、ともに美しく壮大な調和の音を創造する、
ひとつの生命のシンフォニーを奏でているようなものだからだ。
今私たち人間は、明らかに調和を乱す不協和音を奏でている。
調和を求める宇宙の「大いなる意志」によって私たちそのものは抹消されてしまうのか、
それとも新たな調和の音楽を想像することができるのか、その選択は私たち自身に委ねられている。
今こそ、私たちは耳には聞こえない”音楽”を聴く”想像力”を取り戻さなくてはならない時だと感じるのだ。

 

久々の感動でした!

 

✨ 感性磨きを続けましょう! ✨

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