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客室乗務員のホスピタリティ

カテゴリ:ブログ

 

 

帰省で往復飛行機を使いました。

 

飛行機に乗ると、なぜかホッとするのです。

飛行機搭乗した瞬間の独特の匂いが好きです。

飛行機はかつての私の職場だからでしょうか?

 

せっかくなので、今日は繁忙期の客室乗務員の仕事を通してホスピタリティを考えタイト思います。

 

飛行機での仕事は、世の中の人がお休みの時が、繁忙期です。

国内線も国際線もだいたい、どの区間も満席になります。

そして帰省する機会が多い連休中は、特にお子様連れのお客様が多いですね。

 

飛行機の中は、到着までのくつろぐ時間を過ごすスペースとしてお使いいただきたいのは山々ですが、お子様が近くにいらっしゃると、そうもいかなくなります。

 

特に赤ちゃんは泣くことが仕事のようなものですから、飛行機の中だろうと、それが離陸や着陸の前であろうとお構いなしに泣きじゃくります。

 

特に急激な気圧の変化が起こる降下中は、赤ちゃんの耳はまだ耳管が完全に出来上がっていないために、航空性中耳炎の症状がおこり、耳が痛くて泣いてしまうのです。

 

でもその横のお座席に座ってしまったら、ずーっと泣きじゃくる声を聞きながら着陸までの時間を過ごさなければなりません。

仕方ないとはいえ、これもまた大変ですよね。

 

ですから、そんなときは客室乗務員の出番。

すぐさま駆けつけ、お母様にその旨を話し、ミルクかジュースか、何か飲めるものを飲ませてあげて泣き止む工夫を施します。

 

こんな場面では、客室乗務員は保育士です。

 

そう、教室乗務員は様々な仕事をこなさなければならないのです。

 

飛行機の中は、いろんな場所になりえるのですね。

 

例えば、レストラン。

 

お食事をお持ちします。

そして次の段階でお客様に必要なお飲み物は何かを先読みし、それをサービスします。

そうしなければ、お客様のご満足はいただけません。

 

例えば、ホテル。

 

特に長いフライトの時には、お客様が心地よく眠れるように、寒くないように気を配って様子をみています。

疲れがひどいフライトは飛行機の中での過ごし方が大きく影響します。

疲れる航空会社の飛行機にはもう乗りたくないと思ってしまいます。

そうなると、お客様に選ばれる航空会社になることができません。

それほど悲しいことはないのです。

 

例えば、病院。

 

機内で具合が悪くなる方も時々いらっしゃって、そんなときはメディスンキットという薬箱の中からお薬を取り出しケアします。

お医者様のお呼び出しも致します。(医師の事前登録制度もあります)

 

例えば、ツアーコンダクター。

 

旅行先でのいろいろな情報をお教えします。

美味しいお店、楽しいお土産、気を付けたほうがいいこと等。

自分の足で歩いているからこその情報をお客様は欲します。

 

 

 

そして、大事な保安要員。

 

何か起こったときには、すぐに対応できるように毎年2回訓練をしています。

お客様の命を守ることも重大な役目です。

 

 

そう、すべてお客さまが安心して、心地よく機内で過ごしていただくために。

 

 

ただ機内を歩いているようにして、

 

目で、

 

耳で、

 

鼻で、

 

体感で、

 

しっかりサーチしてホスピタリティを発揮します。

 

 

 

十何年も飛ぶと、そのアンテナは強烈になります。

何万人のお世話をするわけですから、鍛えられますね。

 

これが客室乗務員のホスピタリティです。

 

✨ 今日の一言 ✨

飛行機に乗ったら、客室乗務員の仕事ぶりを見てみよう!

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